県生協連からのお知らせ

消費者フォーラムin千葉 高齢社会の安心・安全な社会をめざして

 5月21日(火)、千葉市文化センターアートホールにて「消費者フォーラムin千葉」が開催され、約400名が参加しました。多様化する経済社会の中で消費者一人ひとりがより良い消費生活を送れるように消費者教育及び啓発の推進と、消費者団体の活動成果の発表を通して、団体相互の交流と連携を図ることを目的に例年この時期に開催されています。

 千葉県と県内18の消費者団体等で構成する実行委員会との共催で開催され、準備は2月からすすめてきました。実行委員会には、コープみらい、パルシステム千葉、千葉県生協連が参加して準備や当日の参加、運営に協力しました。

 今年度は「高齢社会の安全・安心な社会をめざして」をテーマに開催しました。日本の高齢化率は上がるばかりです。それに伴い医療費、介護保険料の負担も増え、年金問題、消費者被害の増加など高齢問題は社会全体の問題でもあります。このフォーラムでは、安心してくらすための町づくりに取り組んでいる柏市の事例を学びました。

 始めに、千葉県から環境生活部部長中島輝夫氏が、実行委員会から千葉県消費者団体連絡協議会会長の和田三千代実行委員長が主催者あいさつをおこないました。

 次に、消費者庁長官阿南久氏のあいさつと「消費者庁平成25年度消費者支援功労者表彰」が行われました。千葉県から、個人では千葉市消費者センター消費生活相談員の松井美和子さん、団体では消費者団体千葉県連絡会が「ベスト消費者サポーター章」を受賞し、団体授与では、消費者団体千葉県連絡会渡辺志げ子代表幹事が賞状と記念品を受け取りました。

 第1部基調講演は、「超高齢社会の安全・安心はあるか~柏市の取り組みに学ぶ~」と題して、東京大学高齢社会総合研究機構学術支援専門職員の木村清一氏よりご講演いただきました。「高齢化の現状と課題は何か」、「柏市豊四季台地域の長寿社会のまちづくり構想」、「地域包括ケアシステムを実現するプロジェクト」、「高齢者の生きがい就労に取り組むプロジェクト」、「どのようにして取り組んだか」について統計やわかりやすい事例をまじえながら、モデル事業として実践している柏市豊四季台地域のまちづくりを紹介していただきました。

 第2部は「みんなで学ぼう~消費者被害対策~」をテーマに 千葉県制作の「悪質商法をシャットアウト!~被害事例に学ぶ対処法~」のDVD放映と山遊亭金太郎さんの落語「ちょいとお待ちよオレオレさん俺だよ」の上演をおこないました。

 参加された方々は、講演・DVD・落語の内容を身近な問題として捉え、熱心に耳を傾けていました。

 また、ロビーでは消費者団体のパネルが展示され、生協からはコープみらい、パルシステム千葉が日頃の活動を展示しました。

 
講演される木村清一氏   「ベスト消費者サポーター章」授与
 
コープみらい   パルシステム千葉

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