県生協連からのお知らせ

食の安全推進委員会が千葉市環境保健研究所を見学しました

 千葉県生協連食の安全推進委員会では、4月28日(木曜日)に千葉市環境保健研究所を見学し、5会員生協、日本生協連、県連事務局から合わせて10名が参加しました。

内容

 はじめに健康科学科の都竹課長より環境保健研究所の事業概要についてスライドを見ながら説明を受けました。環境保健研究所では健康科学科(厚労省管轄)と環境科学科(環境省管轄)のふたつの科があります。どちらの科も突発的なもの・年間計画にもとづくもの・市民からの依頼・関係機関からの依頼などを受け、色々な検査や調査研究を行っています。

 健康科学科では、食品や化学物質に起因する健康被害に関する検査や調査研究の他に水質などの検査や調査研究も行っています。食品では、野菜・果物・魚介類・食肉・調味料・添加物・放射性物質・食中毒など、アレルギー物質では揮発性有害物質(シックハウス症候群)・ハウスダストなど、様々な検査や調査研究が行われていることの説明を受けました。

 次に環境科学科では、市内7か所で排気ガス・酸性雨・PM2.5の大気測定および調査研究や、海水・河川水・地下水・工場排水等の汚染調査研究が行なわれていることの説明を受けました。

 その後、各検査室を案内していただき、学校給食の陰膳検査の様子やゲルマニウム半導体機器で放射能検査をしている様子など様々な検査施設を見ながら丁寧な説明を受けました。最後に、委員の皆さんから検査結果については、どのように対応されるのか、情報の公開についてや職員の数、他の研究所との連携など沢山の質問が出され丁寧に回答していただきました。自分達の住んでいる街のこんな身近なところに、市民が快適な環境のもとで健康な生活を送ることができるように取り組んでいる施設があること改めて知りました。


都竹課長より環境保健研究所の概要説明


水質検査室


ゲルマニウム半導体での放射能検査

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