県生協連からのお知らせ

千葉県消費生活の安定及び向上にむけた県民提案事業「千葉県消費者学習交流会」
「第38回千葉県消費者大会」開催
テーマ ~消費者の立場から食料・TPP問題を考える~

 消費者団体千葉県連絡会では、2月14日(金)、千葉市民会館において、第38回千葉県消費者大会を開催しました。雪模様で交通機関が不安定の中124名が参加しました。30代・40代の若い世代の参加者もあり、熱心に学習する姿がありました。

 午前の部では、農業ジャーナリストの榊田みどり氏の講演「消費者の立場から食料・TPP問題を考える」をテーマに、世界から見る日本の食料事情や、今の日本の食構造における生産と消費の動向、TPPを巡る議論で知っておきたいポイントなどを学びました。参加者からは、「消費者がしっかり知識を得ることが大切。特に次世代へ食の大切さを伝えたいと強く思った。」「TPPというと農家対海外のイメージが強かったのですが、色々な分野に影響が出てくるのを最近知り、グローバル化に対応するには私達消費者もカギだと思った。」「私たち消費者が気付かない視点からのお話で大変よかった。消費する側の教育が大切と思う。」などの感想があり、消費者の立場で考え、行動するために知っておきたいことを学びました。

 午後の部では、会員団体からの活動報告と交流を行いました。公団住宅を公共住宅として守る取り組み、放射能や食の安全など暮らしを取り巻く多くの問題への取り組み、医療や社会保障制度の問題、消費税問題、労働問題、消費者行政強化をめぐる状況や取り組み、農業分野だけではないTPPの問題などが報告されました。参加者からは、「私たちの生活はどんな風になるのか?希望の持てる明白があるわけではないが、学んで皆の力をあわせてささやかな行動をしてゆきたいと思いました。」「日々の暮らしでも、各団体の成果が感じられる部分があり、知らない団体も多く、知ることが出来良かったです。」などの感想があり、今後の活動をすすめていく上で大変有意義な交流となりました。

講演する榊田みどり氏


会員団体の活動報告

熱心に学習する参加者

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