県生協連からのお知らせ

~消費者行政の充実強化と悪質商法被害の撲滅めざして~
大網白里町でシンポジウムを開催
~千葉県内で6ヶ所目の開催、消費者行政充実ネットちば~

 千葉県生協連をはじめ千葉県内の消費者団体、労働関係団体、消費生活専門相談員、弁護士、司法書士など幅広い団体と個人が参加している「消費者行政充実ネットちば」では、地方自治体に於ける消費者行政の充実強化と悪質商法被害の撲滅めざして、県内各地で市町と共催のシンポジウムや宣伝行動をおこなっています。

 2月4日には、大網白里町で県内6ヶ所目となるシンポジウムを開催し、約100名の町民が参加しました。当日は、主催者挨拶の後、大網白里町の金坂町長に挨拶をいただき、ネットちばからの基調報告、町の担当者による消費者行政と被害に関する報告、地元の消費生活専門相談員・区長会・教育委員会・民生委員児童委員協議会の代表による熱のこもったパネルディスカッションが行われました。会場からは防犯組合、地域包括支援センターからの発言もありました。

 シンポジウムの最後に、相談体制の充実強化と相談窓口の周知徹底、消費者教育と啓発の推進、町・警察・民間団体間の連携体制整備など消費者行政強化に向けた提言が採択され、金坂町長に手渡されました。

 こうしたシンポジウムは、2010年から香取市、旭市、富里市、茂原市、野田市で開催され、大網白里町の次は館山市で開催されます。各市とも市長ご自身が出席されて挨拶をされています。

 2010年12月には、市や地元自治会の協力を得て館山市の北条地区で、悪質商法被害の撲滅のために、年末の買い物客で賑わう地元スーパーでの宣伝行動と戸別訪問をおこないました。戸別訪問では、訪問販売の被害の実情を聞き「訪問販売お断り」のステッカーを配布しましたが、1年後の昨年12月には同じ地区を再度訪問し、ステッカーの効果やその後の状況について聞き取り調査をおこないました。また、地方消費者行政の充実強化を求める国への意見書提出の取り組みでは、千葉県議会をはじめ県内32市町村議会で意見書が提出されています。「消費者行政充実ネットちば」では、引き続きこうした活動を県内の市町村でおこなっていく予定です。

 「消費者行政充実ネットちば」の詳しい活動については、消費者・生活者の立場から考える 消費者ネットちばをご参照ください。

▲このページのトップへ